自動巻きのデメリット

分厚く重い、維持費がかかるのがデメリット

腕時計は、ムーブメント(動力)の違いから「機械式」と「クオーツ式」に分類されます。機械式時計はさらに、ゼンマイの巻き方から「手巻き」と「自動巻き」に分けられます。自動巻き時計のデメリットは、分厚く重い点と維持費がかかる点です。自動巻き時計は、自動で巻き上げる機能を実現するために、手巻き時計よりも多くのパーツが組み込まれています。そのため手巻き時計と比べると分厚く、重くなりやすいデメリットがあります。くわえてパーツ数が多いことから、パーツ同士の組み合わせは複雑になりがちです。複雑なギミックによって故障のリスクが高まるため、自動巻き時計は手巻き時計よりメンテナンス費用がかかりやすいデメリットがあります。

自動巻き時計を買うべき人

上述したデメリットを許容できる人は、自動巻き時計と相性がいいかもしれません。腕時計に薄さや軽さを求めていなければ、自動巻き時計の分厚く重い特徴はデメリットになりません。「重厚感がある腕時計が好きだ」という方には、自動巻き時計の厚さと重さがメリットになるでしょう。また自動巻き時計の長所は、なんといっても手間がかからないことです。「腕時計のネジを巻くのは面倒だ」と感じる方には、自動巻き時計が良い選択肢となるでしょう。機械式時計にクオーツ式時計、そして手巻き時計に自動巻き時計。一口に腕時計と言っても様々な種類があり、それぞれに得意不得意があります。それぞれの腕時計の良さを知り、最良のパートナーと出逢いましょう。