自動巻きの保管方法

時計を傷める原因となるものからは遠ざける

機械式時計やクォーツ式などに関係なく、時計を保管する際に注意すべきことは、湿気と直射日光、そして磁気の存在です。時計の細かな部品は金属でできています。一つ一つの部品の長さや重みなどが正確にかみ合っていることで正確な時刻を刻むことができるのですが、金属は湿気が多量にある場所においては錆びてしまううえに、直射日光を浴び続ければ劣化してしまいます。そのため、長期保管する場合には、あらかじめ時計の汚れを取り高温多湿、直射日光を避けた場所に保管しなければなりません。また、手巻き式時計はそれほどではありませんが、磁気の影響を受けて時刻のずれが生じる可能性があります。そのため、保管する際にはスマホやテレビなどといった磁気を発生するものの近くは避けるべきです。

ワインディングマシーンの活用

自動巻き式の機械式時計は、動力であるぜんまいを人の動きを感知した内部のローターが自動的に巻き上げてくれる仕組みとなっています。自分でぜんまいを巻き上げる必要はありませんが、長く身につけずにいるといずれ時計が止まってしまいます。内部構造が動かないままでいると、潤滑油が固まり、故障の原因となってしまうので、長期保管する場合にはワインディングマシーンを利用することが有効です。ワインディングマシーンとは、ぜんまい巻き上げ機能がついている時計を設置して保管するための機械のことを言います。ワインディングマシーンに設置して保管すれば、自動巻き式の機械式時計が止まることがないので、保管している間に自然と劣化するという事態を防ぐことができます。